江戸人物伝 天草四郎 (コミック版 日本の歴史)本ダウンロード無料pdf

江戸人物伝 天草四郎 (コミック版 日本の歴史)

08/04/2020 18:55:38, , 井手窪 剛

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によって 井手窪 剛
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内容紹介江戸時代初期。飢饉と重い年貢に苦しむ農民たちと、迫害されるキリシタンのために、一揆の総大将となった少年・四郎は幕府軍に立ち向かう――!!内容(「BOOK」データベースより)迫害される農民やキリシタンのため、一揆の総大将となった少年!商品の説明をすべて表示する
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天草四郎の唯一の伝記漫画。徳川幕府三代将軍・家光の治世に起きた「島原の乱」は、九州の天草・島原領で起きた大規模な農民一揆である。農民一揆は江戸時代を通じて諸藩で起きたことであるが、この乱が江戸期を通じても最も大規模なものになった背景がいくつかある。まずは領主の過酷な年貢の取り立てが度を過ぎており、凶作で年貢を納めることができない農民を藁蓑を着せて火を付けて焼き殺したりする等の残虐な刑罰を平気で行ったこと。そういった過酷な刑罰の末に追い詰められた農民たちが決起するに至ったのだが、その際に彼等を結び付けたのが「九州」という土地故に広まっていた「キリシタン信仰」である。元々、九州という土地は鉄砲伝来以前から日本の外交の窓口となっており、戦国時代にポルトガルやスペインから宣教師が多数来日して布教活動を行っていた。織田信長に代表されるように初期は各地の大名も南蛮からの貿易による利を期待して布教活動を黙認するものが多かった。しかし、秀吉が天下を統一すると「平等」を説くキリスト教は士農工商の身分制度を揺るがすものとして嫌悪。信者は追放されたり処刑されるなどされ弾圧された。徳川幕府も基本的には秀吉の方針を引き継ぎ、キリシタンは禁止され信者は追放や処刑をされていたのだ。庶民の多くは隠れてキリスト教を信仰し続け、そういった信仰による結び付きが窮地に陥った際に多数の人間を団結させるのに役立ったという側面は見逃せない。この乱の首謀者となった天草四郎は若干十六歳の少年であり、父親は戦国時代に没落した九州の大名の家臣だったという。つまり、この時代はまだ戦国の時代を経験し敗者となった者たちがかろうじて生き残っており、社会の片隅に息を潜めていたのだ。そういった生き残りたち(中には関ヶ原や大坂の陣に参加した者もいたと思われる)が、戦いの中心を担った点。彼らは元々の武士階級として没落する身を嘆き暮らすよりは、華々しく戦って死にたいという思いを抱き続けていた。こういったいくつもの条件が重なった中で「天草四郎」という奇跡を起こすというカリスマ性のある旗頭を得て農民たちは廃城となっていた原城に立て篭った。当初は武士側の隙を突いて攻撃することで勝利した一揆側であるが、本格的に軍を編成して幕府軍として派遣された十二万もの大軍の前では救援もない状態で落城は時間の問題であった。オランダが幕府に味方して海上から砲撃を加え、さらにはキリシタン繋がりでポルトガルからの救援を期待する城内の士気を大きく低下させた。最後は兵糧攻めに遭い、食料・物資ともに枯渇した状態で総攻撃を受けた一揆側は皆殺しにされ、天草四郎も命を落としたという。但し、幕府側は天草四郎を知る者が誰もおらずその最後は謎のままである。これにより関ヶ原・大坂の陣から続いた戦国の世が完全に集結し、以後は幕藩体制が確立されていく。戦国の最後の残り火。それが再び大きく燃え上がるには幕末まで時を待たねばならない。

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