P&Gウェイ: 世界最大の消費財メーカーP&Gのブランディングの軌跡ダウンロード

P&Gウェイ: 世界最大の消費財メーカーP&Gのブランディングの軌跡

07/24/2020 08:12:17, , デーヴィス ダイアー

P&Gウェイ: 世界最大の消費財メーカーP&Gのブランディングの軌跡ダウンロード
によって デーヴィス ダイアー
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内容紹介 1837年創業、ローソクと石鹸の小工場から180カ国・46億人に届くグローバルカンパニーに至るまで――南北戦争のとき、夜を照らすために連邦軍が使ったローソク。洗濯の苦労から開放した合成洗剤。忙しい両親の助けとなった使い捨てオムツ。これらのすべての画期的な製品の源はすべて同じ会社、消費財において「世界の巨人」であるプロクター&ギャンブル社(P&G)である。本書は、2世紀ほど前から今日、世界中至るところで生活改善のためのトップブランドを次々と生み出すような世界的企業になるまでの歴史を描いたものである。P&Gの社内文書の閲覧に加え、経営陣や従業員との独占インタビューが許可されて、明かされた唯一の公式記録。一社の経営史でありながら、経営学・マーケティングの教科書的な企業の事例として読んでおきたい一冊。 内容(「BOOK」データベースより) 1837年創業、ローソクと石鹸の小工場から、180カ国・46億人に届くグローバルカンパニーに至るまで―経営学・マーケティングの教科書的企業の画期的なイノベーション、挑戦と失敗のすべてが初めて明かされた唯一の公式記録。 著者について デーヴィス・ダイアーウィンスロップ・グループ共同創設者兼理事マサチューセッツ州ケンブリッジに本部を置き、歴史・記録文書の保管サービスを提供したコンサルティング企業であるウィンスロップ・グループの共同創設者兼理事。『ハーバード・ビジネス・レビュー』の元アソシエイトエディターであり、企業戦略について広くコンサルティングを行っている。共著書に、Changing Fortunes: Remaking the Industrial Corporation(共著、Wiley)、The Generations of Corning: The Life and Times of a Global Corporation(Oxford University Press)、Performance Without Compromise: How Emerson Consistently Achieves Winning Results(Harvard Business Review Press)などがある。フレデリック・ダルゼルウィンスロップ・グループ シニアコンサルタントウィンスロップ・グループ シニアコンサルタント。金融サービス、消費財、製造、教育などの分野で活躍。米国文明の研究によりハーバード大学から博士号を取得。ハーバード・ビジネススクール元研究員。著書にEngineering Invention: Frank J. Sprague and the U.S. Electrical Industry(The MIT Press)、Changing Fortunes: Remaking the Industrial Corporation(共著、Wiley)などがある。ロウェナ・オレガリオオックスフォード大学コーポレート・レピュテーションセンター研究員オックスフォード大学コーポレート・レピュテーションセンター研究員。イェール大学で歴史学学士、ハーバード大学で歴史学博士を取得。ヴァンダービルト大学の歴史学助教授を経て現職。著書にA Culture of Credit: Embedding Trust and Transparency in American Business(Harvard University Press)などがある。足立 光(アダチ ヒカル)ヘンケル・ビューティーケア コーポレート・ヴァイス・プレジデントヘンケル・ビューティーケア コーポレート・ヴァイス・プレジデント兼北東アジア統括ゼネラル・マネージャー。1968年米国テキサス州オースチン生まれ。90年一橋大学商学部卒業。P&Gのマーケティング部に入社し、日本・海外勤務を経て退職。ブース・アレン&ハミルトンとローランド・ベルガーにおいて、マーケティング・販売などを専門とする経営コンサルタントとして、全社成長戦略、新製品導入マーケティング戦略、海外進出戦略、マーケティング能力強化、販売・チャネル戦略などのコンサルティングに携わる。2004年よりヘンケルライオン コスメティクス(現シュワルツコフ・ヘンケル)へ転じ、2011年より現職。共訳書に『マーケティング・ゲーム』『ブランディング・ゲーム』(ともに東洋経済新報社)がある。前平 謙二(マエヒラ ケンジ)翻訳家翻訳家。1959年鹿児島県生まれ。84年関西大学文学部英文学科卒業。テレビCMプロデューサー、広告代理店勤務を経て94年P&Gに入社。マーケティング局で15年間北東アジアのブランドの宣伝広告を担当。その後、翻訳家として独立。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) ダイアー,デーヴィス マサチューセッツ州ケンブリッジに本部を置き、歴史・記録文書の保管サービスを提供したコンサルティング企業であるウィンスロップ・グループの共同創設者兼理事。『ハーバード・ビジネス・レビュー』の元アソシエイトエディターであり、企業戦略について広くコンサルティングを行っている ダルゼル,フレデリック ウィンスロップ・グループシニアコンサルタント。金融サービス、消費財、製造、教育などの分野で活躍。米国文明の研究によりハーバード大学から博士号を取得。ハーバード・ビジネススクール元研究員 オレガリオ,ロウェナ オックスフォード大学コーポレート・レピュテーションセンター研究員。イェール大学で歴史学学士、ハーバード大学で歴史学博士を取得。ヴァンダービルト大学の歴史学助教授を経て現職 足立/光 ヘンケル・ビューティーケアコーポレート・ヴァイス・プレジデント兼北東アジア統括ゼネラル・マネージャー。1968年米国テキサス州オースチン生まれ。99年一橋大学商学部卒業。P&Gのマーケティング部に入社し、日本・海外勤務を経て退職。ブース・アレン&ハミルトンとローランド・ベルガーにおいて、マーケティング・販売などを専門とする経営コンサルタントとして、会社成長戦略、新製品導入マーケティング戦略、海外進出戦略、マーケティング能力強化、販売・チャネル戦略などのコンサルティングに携わる。2004年よりヘンケルライオンコスメティクス(現シャワルツコフ・ヘンケル)へ転じ、11年より現職 前平/謙二 翻訳家。1959年鹿児島県生まれ。84年関西大学文学部英文学科卒業。テレビCMプロデューサー、広告代理店勤務を経て94年P&Gに入社。マーケティング局で15年間北東アジア地域のブランドの宣伝・広告を担当。その後、翻訳家として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下は、P&Gウェイ: 世界最大の消費財メーカーP&Gのブランディングの軌跡に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
日本版は版権を取得してから10年後にようやく出版された。ウィリアム・プロクターはイギリスのローソク職人だった、ジェームス・A・ギャンブルはアイルランドの石鹸職人だった、両者は職人としての見習いを終えると、米国に移民しシンシナティへと辿り着き、偶然にも同じ家族の姉妹、オリビア・ノリスと、エリザベス・アン・ノリスとそれぞれ結婚した。1837年2人の義理の父のローソク職人のアレクサンダー・ノリスが2人で共同で事業を始めて見ないかと勧めた。創業者の一人のプロクターの息子のハーレー・T・プロクターはマーケティングの才能を発揮し、P&G初のブランド消費財であるIvory Soapを1878年に作り出した。1946年合成洗剤タイド発売時の広告キャンペーンでこの商品が革新的な新製品であるとアピールしたがそれは決して誇大広告ではなかった。この新しい合成洗剤は従来の石鹸より遥かに優れた性能を持ちP&Gの業績を飛躍させた。全自動洗濯機の普及と共にタイドは主婦の家事負担を大幅に減らした。タイドは発売後10年間、パンパースが発売されるまでP&G最大の商品となった。タイドは発売後60年間に渡りP&Gの主要な収益源で有り続けた。タイドの基礎技術はP&Gの技術者のドイツへの偵察旅行によりもたらされた。1931年P&Gの技術者がドイツのルートヴィッヒスハーフェンのライン川沿いにあるIGファーベン研究所、現在の世界最大の総合化学メーカーBASFの本拠地を訪ねた。第一次大戦中の石鹸不足により牛の胆汁を染色の展着剤として利用していた紡績会社があった、これに目をつけたファーベンの研究員が胆汁の活性成分を分離して化学合成しIgeponとして紡績会社に販売していた、この活性剤は展着剤としては良いが洗濯にはまるで向かなかった。P&Gの研究員はライバル会社のヒダーベルグに赴きIgeponを100kg購入しアメリカに送った。その後商品開発はプロジェクト製品Xと呼ばれるようになり、1945年中頃、研究員デイビッドバイリーらが補助剤のピロリン酸ナトリウムと界面活性剤の比率を逆さまにした時奇跡が起きた。洗剤は十分な洗浄力を発揮しながらゴワゴワの原因となる固形残留物が大幅に減少したのである。こうして革新的な洗剤の商品化が実現した。

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