密室蒐集家 (文春文庫)本無料ダウンロード
密室蒐集家 (文春文庫)
06/25/2020 10:24:35, 本, 大山 誠一郎
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によって 大山 誠一郎
4.2 5つ星のうち18 人の読者
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内容紹介 消え失せた射殺犯、密室から落ちてきた死体、警察監視下で起きた二重殺人。密室の謎を華麗に解く名探偵登場。これぞ本格ミステリ! 内容(「BOOK」データベースより) 鍵のかかった教室から消え失せた射殺犯、警察監視下の家で発見された男女の死体、誰もいない部屋から落下する女。名探偵・密室蒐集家の鮮やかな論理が密室の扉を開く。これぞ本格ミステリの醍醐味!物理トリック、心理トリック、二度読み必至の大技…あの手この手で読者をだます本格ミステリ大賞受賞作。 商品の説明をすべて表示する
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「柳の園」、「少年と少女の密室」、「死者はなぜ落ちる」、「理由ありの密室」及び「佳也子の屋根に雪ふりつむ」の5つの作品から構成される「密室」連作短編集。冒頭作から最終作まで約70年の年代差があるが、いずれも<密室蒐集家>という謎の名探偵が事件を解決するという設定。まず、今の時代に「密室」に情熱を傾ける作者の姿勢には敬意を表したい。だが、作品の質はどうであろうか ?時代設定が飛び飛びになっているのは、ある時代以前でないと成立しないトリックが存在するためで、特に、「少年と少女の密室」が酷い。次いで、各短編のトリックの殆どは古典トリックを組み合わせただけで、作者のオリジナリティが著しく乏しい。例えば、「柳の園」は、「あれとあれね」、という感じだし、「佳也子の屋根に雪ふりつむ」に至っては笹沢左保氏「***」そのものといった感じで、既視感が非常に強く、新鮮な驚きを感じられなかった。「Why Done It ?」に的を絞った「理由ありの密室」が一番読める(ダイイング・メッセージは頂けないが)。更に、「密室の王者」カーの諸作品から明らかな通り、「密室」ものを読者に楽しんで読ませるためにはストーリー・テリングの才が必須なのに、本作の各短編は無味乾燥で、「「密室」もののための密室」を無理やり創ったという印象がストレートに出過ぎてしまっている。作者の姿勢は努力賞ものだが、読者を楽しませるという一番重要な視座を欠いており、何だか自己満足の作品に終わってしまった気がした。
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