日本水没 (朝日新書) pdfダウンロード

日本水没 (朝日新書)

06/08/2020 20:58:12, , 河田惠昭

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によって 河田惠昭
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内容紹介災害研究の第一人者が緊急警告! 止まらぬ地球温暖化で"殺人級大雨"が日本を壊滅させる。 豪雨のメカニズムと日本の深刻な水害リスクを解き、 治水の歴史・現状と今後の対策を提示。 「熊本地震」の原因や今後の課題についても考察。 【目次】 第1章 水害や水没の多発・激化は地球温暖化が元凶 ●鬼怒川水害は、どこでも起こりうるのか? ●大雨が降るメカニズム ●台風の強大化と増加する雨量 ●地球温暖化で変化する気象、海象 ●沿岸域の影響――海面上昇や海岸侵食―― ●想定外洪水対策が必要な時代に突入 ●海抜ゼロメートル地帯の浸水、水没 ●地下街の水没 第2章 世界の大都市の水没危険性 ●水没する都市の特徴 ●米国・ニューヨークの水没 ●チェコ・プラハの水没 ●タイ・バンコク郊外の水没 ●イタリア・ベニスの水没 第3章 東京の水没危険性 ●東京は「世界一水害に弱い」都市? ●2015年9月の関東・東北豪雨、東京は氾濫・水没を危うく逃れた? ●利根川の洪水氾濫 ●荒川の洪水氾濫 ●東京湾の高潮/津波の氾濫 ●浸水・水没災害の被害想定 第4章 広域・集中・ゲリラ豪雨による水害の違い ●広域に激しく降る雨(広域豪雨)と2004年豊岡水害 ●2004年台風23号による円山川の氾濫災害 ●特定の地域に激しく降る雨(集中豪雨) ●2000年東海豪雨水害 ●スポット的に降る激しい雨(ゲリラ豪雨) ●2008年神戸・都賀川水難事故 第5章 新たな高潮災害と教訓 ●忘れてはいけない1959年伊勢湾台風高潮災害の悲劇 ●事故と災害が織り成す米国の歴史 ●2001年9.11ニューヨークテロ事件 ●2005年ハリケーン・カトリーナ高潮災害の教訓 ●2012年ハリケーン・サンディ高潮災害の教訓 第6章 新たな津波災害と教訓 ●地震の揺れの被害が津波に先行する ●津波来襲 ●被害の特徴 ●津波による被害 ●間接被害 ●高知市などの津波被害 第7章 複合災害となる首都圏直下地震と首都水没 ●江戸幕府を疲弊させた安政の複合災害 ●複合災害の発生が憂慮された1955年阪神・淡路大震災 ●首都直下地震は近いうちに起こるのか ●津波は発生するのか? ●津波による未曾有の人的被害の再考 ●複合災害で拡大する社会的・経済的被害 ●被害は頭蓋骨骨折から脳梗塞へ変化 ●複合災害の人的被害を左右する広域避難 ●致命的となる低い避難率 第8章 縮災そして防災省の創設 ――2016年熊本地震で確認できたこと―― ●二極化しつつある自然災害 ●中規模災害になりえた鬼怒川の氾濫災害 ●自然災害は社会現象 ●知識・情報・知恵が被害を小さくしてくれる ●災害に楽観主義は禁物 ●なぜ防災から減災、そして縮災に変わったのか ●レジリエンスとは ●国難による「日本水没」 ●防災省を創設して「国難」を迎撃する ●2016年熊本地震で確認できたこと内容(「BOOK」データベースより)止まらぬ地球温暖化による「殺人級大雨」と地震が誘発する津波、土砂崩れなどの「複合水害」が、日本列島を襲う!豪雨や台風のメカニズムから、日本各都市で過去に発生した災害を総括しつつ今後の「縮災」「減災」の対策を提示。商品の説明をすべて表示する
日本水没 (朝日新書)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
河田氏は、長年にわたって災害研究をしてこられた結論として、政府や国民が今のままであれば、今後起こり得る巨大複合災害が日本の破滅や衰退につながっていくだろうと喝破しています。なぜ、そうなるのでしょうか。ひとことで言えば、巨大災害に襲われたとき、十分に準備していない政府・国民は対応できず(対応に失敗し)、広範な社会インフラが「想像を絶する規模」で被害を受け、その後も中長期的に社会・経済が最悪レベルの後遺症を引きずることになるからです。氏はこれを「被害は頭蓋骨骨折から脳梗塞へ変化」すると表現しています。わが国は二度と立ち上がれないでしょう。河田氏は政府の委員という立場ですが、「現在、わが国の政財界の指導者の危機感のなさ、楽観主義は目を覆うばかりである」と嘆きを隠していません。氏はまた、政府はこれまで破滅につながりかねないと訴える専門家に耳を貸してこなかった、そのため欧米先進国と比較し、災害が起こることを前提とした取り組みが遅れを生じてきたと断言します。氏の憤慨が痛いほど伝わってきます。たしかに、これだけ災害が多発する国に住んでいながら、わたしたち日本人の多くは楽観主義であり、なんでも他人事とかたずけるのが得意です。災害が多発するゆえに心が萎え「忘れていたい」と現実逃避しているのかも知れません。しかし、政府や自治体がそうした国民の気分に同調していては、国は確実に滅んでしまいます。

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